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中学受験 偏差値アップ!勉強法

偏差値を上げるにはまず競争意識

これは子どもに限らず大人でもそうですが、強い競争意識を持つタイプとあまり競争意識を持たないタイプの人間がいます。

中学受験に関しては競争意識を持つことが偏差値を上げるのに大きく役立ちます。そもそも偏差値自体が他の子どもと比べて出た数字です。

ただしこれは学力ではなく性格や資質がかかわってくる部分なので慎重にしなければいけません。

例えば塾には勉強を教えてもらう以外にも、この競争意識を高めるという役割があります。

中学受験を考えるような子どもはそれぞれの小学校では成績が上位で、それなりに自信を持っていることが多くあります。しかし塾に入ると自分よりも成績が良い子どもが存在します。そこで対抗心が芽生え、勉強意欲に火がつけばうまくいったと言えるでしょう。

単純に「塾内のあの子に小テストで負けたくない」から大きくなってくると「模試の総合順位を上げたい」というところまで広がっていきます。

ただこの競争意識は「持ちなさい」といって持つものではありません。あまり競争というものを考えないマイペースな子どもに無理やり持たせるという必要はありません。その子はその子自身で目標を設定し、どちらかというと「過去の自分」や「今の自分」と競わせて上を目指していくというスタイルをとれば良いでしょう。それもある意味では競争意識と言えます。

「習ってないこと」よりも「習ったこと」

子どもたちは成績を上げると聞くと新しい単元を学習することだと考えがちです。

しかしこれは塾や家庭教師の先生が計画的に教えていってくれます。子どもがその時点、その時点で受けていく模試では新しい単元が入っていくことはありません。

基本的にはもうすでに習っているであろう内容からしか出ないのです。そして中学入試は本番の入試も模試も基本的な問題をしっかりと解くことができれば7割程度は取れるようになっています。

そして本番の入試もだいたい7割が合格ラインになります。そのため、新しい単元をどんどんとやっていくよりも、すでに自分が習った単元の復習をしっかりと行う方が偏差値は上がりやすいのです。

とにかく「まったく知らない問題」は間違えても問題はありません。それよりも「よく考えたら解けた問題」「ミスさえなければ正解だった問題」こういった問題をどれだけ落とさずに正解していくかが重要なのです。そのため、高い資質を持っている子どもでも、「復習しない」「ケアレスミスが多い」「字が汚い・計算が雑」な子どもは偏差値は安定しません。

たまに高い偏差値を取ったりもしますが、急に下がったりもします。偏差値の波が激しいため志望校の判定も難しく、本当の実力がわかりにくい状態になります。偏差値を上げる、安定させるにはとにかく習ったことを慎重にやり直し、解ける問題をきっちり正解する、これが近道なのです。

メンタル面の安定を

難しい問題を解いていてもやはり小学生です。まだまだメンタル面は成熟していない子どもが多く、それが成績を安定させない理由にもなっています。

子どもによっては模試の結果が悪かったりすると必要以上に落ち込んでしまいどんどん思考がマイナスに進んでいく子どもがいます。

そんな子どもに対して点数が悪かったことを注意したりするととどめを刺してしまいます。どこを間違えたのか、どうすれば良かったのかを一緒になって考えて次を向かせていくということが重要です。

また、メンタル面が安定していない子どもは集中力が途切れがちで、話を聞いていなかったり問題を解いてもミスが多くなったりします。ただこれも性格的なものが影響するため「メンタルを強く持ちなさい」といって持てるものではありません。そして急激に強くなるものでもありません。

とにかく長い目で見て保護者の側がどれだけ落ち着いてサポートしていけるかが大切です。

メンタル面が安定してくれば成績も安定してきますし、もし模試が結果が悪かったり、入試本番で失敗をしても自分を立て直していくということができます。それまでにメンタル面を鍛えておかないと失敗したときに、暴れる・落ち込むというような行動の度合いが非常に大きなものになっていきます。子どものメンタル面を安定させるために、まずは保護者が落ち着いて子どもに接していきましょう。

国語の偏差値を上げるには

中学受験において受験科目の柱となるのは国語と算数です。

特に基本的な国語力が備わっていないと算数の文章題が理解できなかったり、理科や社会で何を聞かれているのかがわからないというような他の科目にまで影響を及ぼします。たまに国語はセンスがあるかどうかだから勉強のしようがない、ということを言う人がいますがこれは間違いです。中学受験においての国語は「主語・述語」「漢字」「ことわざ・四字熟語」をしっかりとやりこんで覚えることと、「問題をしっかりと読んで聞かれていることに正しく答える」練習をやりこむことで点数を伸ばすことはできます。

ただ、なかにはそういったことが元からできる子どもがいるためにセンスのような言われ方がされるのです。こういった理解が早いかどうかは他の科目でも同様にあることですので、国語だけが特別というわけではありません。

もし国語が苦手だと思っているならばなおさら地道に漢字を覚えたりしましょう。文章題は慣れの部分もありますので、解いたら塾や家庭教師の先生に見てもらい、解説してもらうようにしましょう。答えが合っていたかどうかよりも「なぜその答えになるのか」が重要になるためです。

算数の偏差値を上げるには

一般的な小学生が一番苦手なのがこの受験算数と言われています。普通の小学校では習わない面積図や流水算のような〇〇算などの難問を解く必要があります。

しかし、決してこのような問題ばかりが出るわけではありません。学校によっても違いはありますが、やはり基本になるのは計算問題です。まず基礎的な計算をミスなく正解することが何よりも重要です。

文章題でも基本的な計算力がないと解けない問題ばかりです。算数の基本は計算なのです。そしてある程度偏差値が高い学校になってくると1問から3問ほどの割合でかなりの難問が出ます。そういった問題はとりあえず後回しにしましょう。その問題でつまづいてしまって時間を無駄に使ったり、焦ってミスが出てはいけません。

難しい問題は飛ばしておいて後で時間があれば考える、くらいに考えておいて大丈夫です。そこまで難しい問題であれば全体の正解率も低く、その問題を落としたことは致命傷にはならないでしょう。

それよりも基本的な計算問題を落とす方が深刻です。そして文章題は解き方を理解してしまえば応用が利くものも多いため、色々なパターンを解けるようにしておきましょう。これもパターンが理解できるまで塾や家庭教師の先生に説明してもらうようにしましょう。

理科・社会の偏差値を上げるには

中学受験の理科や社会は基本的には暗記教科です。とにかく知識の絶対量がものを言います。

しかし社会では地理・歴史ともに日本の分野のみで世界の分野が出題されないとはいえ、深さは中学1年2年で習うのとほぼ同じくらいのレベルが出題されます。そのため単語だけを丸暗記していてもなかなか点数は取れません。

地図を見て山や川・平野・特産物など関連するものが次々と浮かんでくるまでやりこんでおかなければいけません。歴史でも年号を言われたら事件名・関連している人物などが連鎖的に浮かんでくるまで勉強していれば安定して点数が取れるようになります。

理科は暗記部分もありますが、同時に計算問題も出題されるため注意が必要です。こちらも基礎的な計算をしっかりとやりこみ、ミスなく解いていくことが重要となります。また、実験器具や植物の名前なども暗記しなければいけないため何度も問題集を解くような勉強の仕方も必要となります。

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